那須ピーマンのドーンといってみよう

オフレポを中心とした那須ピーマンのブログ

桜井○博の音MDMについて思うこと

VOL.183 構想から1年
二流音MAD作者から三流企画屋に成り下がった那須ピーマンさんが、独自の見解で自分を語るコラムです。

 

 こんにちは。ソラの桜井…ではなく、しがない音MAD作者の那須ピーマンです。このコラムが掲載される12月19日は何の日でしょうか。フットボールアワー岩尾望さんの誕生日、でもありますが今日は音MAD DREAM MATCH(以下「音MDM」)の始まりの日です。ということで、今回は音MDMについて書いていこうと思います。音MDMについて書くのは今回で4度目なのですが、これで最後にするつもりで書きました。いつまでも思い出に引っ張られるわけにもいきませんし、そろそろしつこいでしょうからね。

 

■始まりはTwitter

 この企画の始まりはTwitterのタイムラインに投げかけた1つのアイディアでした。12月も下旬に差し掛かりM-1グランプリなどのお笑い賞レースも話題になる中、面白い事には目がない音MAD作者の1人が「音MAD界隈でM-1みたいな事やりたくないか」と呟きました。それを目にした私は企画の具体案を考えてみたのですが、企画を構想している間に「年始にやっていた芸人ドリームマッチみたいな形式の方が面白い」と思い大まかな構想を練りました。スマートフォンを遡るとなぜか音M-1の構想メモだけが出てきました。音MDMのメモは一体どこへ行ってしまったのか…。代わりにこのブログ上に企画案の記事がありました。この時点で「企画タイトル」「優勝を決める」「投票枠」などが最後まで変わらないものとして完成していたのかと思うと感慨深い。

【企画案】音MAD DREAM MATCH(仮称)について - 那須ピーマンのドーンといってみよう

 当時の私は音MAD作者暦も浅く、企画も幾つかの合作参加しか経験がないため未熟者。「この企画は間違いなく面白い」。そこには自信があっただけに自分が企画のトップを担わずに経験豊富な方々に任せたいと思っていましたが、「那須さんはいつも自分ではやらないよね」というツイートを目にして負けず嫌いの火がついた。ゲリラ的にツイキャスで企画開催を宣言。普段は平均2〜3人しか集まらなかったツイキャスにたくさん人が集まり、注目度の高さを思い知りましたね。

 

■みんなで作る

 「ツイキャスで企画を宣言した」というと、「慎重に動くべきだったのでは」という意見が出ます。その通りです。音MAD界隈の企画のほとんどは企画を公にする前に参加者を招集して、ガッチリ企画を固めてから「告知!」となります。その方が発表時のインパクトすごいですよね。音MDMの1年前に開催された大企画「音MADLIVE.XXX」も当然、このように企画が進められ、生放送で同時に音MADを観る、聴く、感動を共有するという衝撃、一体感を産みました。が、しかし、私が音MADLIVE.XXXを観た後の感情のうち一番大きなウェイトを占めていたのは「悔しさ」でした。私も何か、この大きな企画に貢献したかった。自身の未熟さを理解しているが故の後悔です。過去の企画を悪く言うつもりはないのですが、音MDMではなるべく私のような感情を持つ人を作りたくなかった。なので「最初から企画を曝け出してみんなで企画を作っていこう」と生放送ツールとして手軽だったツイキャスでの宣言になったわけです。ツイキャスをしたことによって、自分の知らない音MAD作者を教えて頂いたり、企画のスケジュールの改善案を出して頂いたり、放送を観て心配になった方々が協力を申し出てくれたりしました。本当にありがたい。そしてご心配おかけして申し訳なかったです。

 「みんなで作る」ということでもうひとつ、「参加者を投票で選抜する」という試みをしました。受け手に回る視聴者にも投票に参加していただくことで、少しでも企画に携わった実感を味わっていただきたいと思いました。同時に参加してほしい作者の需要もわかって一石二鳥。さらに「投票結果=視聴者の需要」ということで選ばれた側も参加しやすかったという声も聞き、一石三鳥にもなっていたようです。そして、最後の参加者枠が投票で選ばれたとなれば、参加が叶わなかった方々にも少しは納得いただけたかと思います。主催の私にも票が集まらないかとワクワクしていましたが、流石に叶いませんでしたね。参加したかったなぁ。

 

■音MAD界のスマブラ

 多くの方々の協力もあり参加者は豪華な顔ぶれとなりました。招集するときに意識したのは「自分の呼びたい作者よりも視聴者の需要を考える」ことと「なるべく個性的な作風の作者を呼ぶ」ということです。条件を満たしていたとしても自分の人脈では声をかけられない人がいたり、招集したとしても断られてしまったりしたので招集は難航しました。不安な企画にも関わらず参加を承諾していただいた40名には大変感謝しています。錚々たる顔ぶれはさながらスマブラ…でしたが、当初はスマブラのようなコンセプトにしたいとは思いませんでした。むしろその逆で、自分の趣味のエゴと企画を結びつけたくなかったため、スマブラテイストは避けたいと考えていました。最初の告知にはスマブラ色はありませんでしたよね?しかし、味噌煮さんの招集告知で初めてスマブラ色が入ります。ちょうどあの頃にNintendoからスマブラの発表があったんですね。その話題を逆手に取った告知だったわけですが、スマブラっぽい告知は今回だけだろうと思ってました。

【勧誘】音MAD DREAM MATCH【動画】 - ニコニコ動画

その後、センバツ枠発表でもスマブラっぽい告知になり、「otoMDM Direct」では吹っ切れて完全にスマブラになってしまいました(笑)。自分の声を録音して情報を発信するのはなかなか勇気が要りました。いわゆる「自売り」と言われてもおかしくないし、音MAD素材にされる覚悟もしなければなりませんでした。それでも、絶対面白いと思ったし、自信もあったので1週間延期してまで放送しました。放送後、音MAD素材にはされてしまいましたがね(笑)。スマブラの発売が今年ではなかったらここまでスマブラっぽさは出なかったと思います。

【発表】音MAD DREAM MATCH【第二弾】 - ニコニコ動画

otoMDM Direct 2018.6.24 - ニコニコ動画

 

■告知動画と立ち絵

 音MDMがここまで話題になったのは参加者の豪華さもさることながら、告知のクオリティが高かったことが理由だと思います。告知動画に関しては、一人の関係者に全てお任せしています。ひとつだけ、立ち絵を岩鉄ハガネールさんに描いてもらうというところだけは自分の意見だったような気がします。定期的に告知することでTwitterのタイムラインで話題になるし、なんといっても告知が面白い、かっこいい、ワクワクする。定期的に告知するというのも告知の担当者のアイディアです。短期間でここまでのクオリティの動画を連発できるのは凄すぎる。岩鉄ハガネールさんの立ち絵を描く速さ、質の高さにも驚かされました。立ち絵によって作者ごとに個性が出ますし、作者へのイメージが湧きやすくなりました。視聴者にも優しいし、立ち絵を描かれた作者にも嬉しい。「立ち絵があるなら参加すればよかった」という声を聞いた時はちょっぴり嬉しかったです。企画の楽しさを生み出した告知と立ち絵になりました。

告知動画等まとめ by 音MAD DREAM MATCH - ニコニコ動画

 

■やりたくてもできなかったこと

 実は音MDMで達成できなかったことがあります。当初の予定では、本放送の前日に音MDMのドキュメント番組を制作する予定でした。元ネタのバラエティのように、作者同士がどのようにカップリングされたのか、視聴者にもわかりやすく動画にする計画でしたが、様々な理由が重なり実現には至りませんでした。その代わりに色々動画を作ってみたものの、それも間に合わず。結果、前日の生放送は闇に葬られてしまいました。残ってませんよね?アーカイブ。軽い黒歴史ですからどうか探さないで。

#音MDM ボツネタ 那須ピーマン

 

■第2回音MDM

 第2回はないでしょうね。今のところは、ですが。まず、去年の音MADLIVE.XXX、今年の音MDMとイベントが連続していて供給過多になっていますし、なにより作者達の体力が持たないでしょう?第1回音MDMはかなり短期間での運営でしたが、この規模の企画開催には普通ならもっと余裕のあるスケジュールが必要です。それに第1回の盛り上がりを考えるとプレッシャーもありますし、このまま単発のイベントで終わらせたい気持ちもあります。ですが、もし、やるとしたら…いつになるでしょうね。他の人に主催されるくらいなら自分が主催を買って出たいという我の強い自分がいますが、まずは企画屋としてのスキルアップをしてからでしょう。音MADを作る時間も欲しいですし、期待の声があるのは嬉しいですがしばらくはお預けですね。すみません。

 

■最後に

 書きたい放題書かせていただきました。ご拝読ありがとうございました。

 この記事は音MAD Advent Calendar 2018に参加しています。良記事に溢れていますので是非チェックしてください。

 ではまたどこかで。